ふつうによかったって?
「白ゆき姫殺人事件」
井上真央演じる、城野美姫という人物像を、周りの人たちが「こういう人だった」と、記者役の綾野剛の取材で答えていきます。
綾野剛が、取材内容を逐一ツイッターにつぶやき、さらには城野美姫を犯人としてもつぶやき、テレビでも取り上げます。もちろん、名前は伏せてSさん、としてですが。
それでもネットでどんどん情報が拡散していき、本名が晒され、「城野美姫が犯人」「城野美姫はこういう人間だ」「いつか犯罪を犯すと思っていた」など言われます。
話の内容としては、始まって10分ほどでほぼわかってしまったので早送りして最後の方を見ようか、と思うような感じでした。
ワクワクドキドキ、これからどうなっていくの?!というのは、ないです。
なので、これ、面白いから見て!とオススメできるような映画ではないのですが、今の時代というものを良く表現された映画で、「これこそ無責任というものか」と考えさせられました。
無責任とは、簡単に人を傷つけます。それは友人知人家族だけでなく、全く見ず知らずの他人でさえ、簡単に。
面白いから、ではなく、これを見てちょっと考えてみて、とオススメする映画です。
そういう意味で「ふつうに良かった映画」です。
今週のお題「ふつうに良かった映画」