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  気の向くままにのんびりと

子宮全摘出手術のこと③〜手術から今日まで〜

午後2時くらいに手術室に入り、硬膜外麻酔(背骨から管を通す麻酔)の準備をしたのですが、これが痛い痛い。骨にゴリゴリっと何かが通ってくるんですが、痛くて跳ね上がりました。看護師さんにめちゃくちゃ押さえつけられてましたけど。もうそこからプチパニック(笑)ちょっと怖くなってしまったんですけど、看護師さんが優しく話しかけてくれて、落ち着きました。

それからは点滴に麻酔が注入され、腕がひやっとしたなと思ったらいつの間にか手術が終わっていました。目が覚める前、何か夢を見ていました。どんな夢だったか忘れましたが…そのせいか、ただ寝ていただけという感覚だったのか目が覚めた時自分がどこにいるのか一瞬、わかりませんでした。

先生に取った子宮見る?って声かけられて、なかなか開かない目をどうにか開けて見ると、筋腫はMRIで見たよりも大きく、子宮の三分の一はありました。あとはぼんやりしてほとんど覚えていないのですが、夫と、様子が気になるからと来てくれていた義両親が見たそうで、あそこまで悪くなってるとは思わなかったと聞かされました。

実は義母も内膜症と筋腫があり、筋腫が赤ちゃんの頭大の大きさにまでなり、子宮全摘出術を受けています。

その比ではなかったそうです。ってことは、相当だったんですよね。

手術は腹腔鏡でやりました。

通常2時間程度で終わるそうなんですが、腸だけじゃなく、膀胱や尿管とも癒着していたそうで、それを剥がすのにかなり手こずり4時間40分かかったとか。出血も多く、輸血は500ml使用したそうです。

あまりにも時間がかかっているから夫も義両親も心配にはなったみたいですが、何も呼ばれないってことは大丈夫だろう、と言う義父が一番落ち着きなかったそうです(笑)一番の心配性なんですよね。

手術が終わり目が覚めた時、体がとても寒く、その寒さがだんだん強くなっていき体が勝手にガタガタ震えていました。とにかく寒くて寒くて仕方なくて、熱めのお風呂に浸かりたいと思うほど。

手術の際、洗浄液(生理食塩水だと思う)を体に入れるから、内臓が冷えて一時的に寒くなると説明は受けていたのですが、これほど寒いなんて聞いてないよ、と思うくらいの寒さでした。

でも電気毛布を敷いてくれていて、毛布も掛けてくれてたので徐々に寒さは無くなりました。夫が頭に手を置いてくれた時に少し和いだんですが、不安もあったのかもしれません。

手術中、呼吸器?を喉に通すのですが、どうしてもそれを抜く時に喉が少し傷つくそうで、結構イガイガしてました。

実は全身麻酔をやったのは3回目なんです。もう10年くらい前になりますが、車に轢かれて鎖骨を骨折しまして、ボルトをはめる時と抜く時とで2回。ボルトをはめる時の術後がひどくて、結構傷が入ってしまったそうで咳は止まらないし痛いし血は出てくるし、肩は激痛だわでもう散々。ベッドで吐き散らかしました。あの時の看護師さんごめんね。

その時のことを思うと全然痛くない。でも初めてだと結構気持ち悪いかもしれませんね。

その日は痛みや違和感、熱が38度出たこともあってかなり体がしんどかったのですが、次の朝にはだいぶマシになっていました。

それでも喉はイガイガで時々咳が出そうになるんですが、できない。お腹痛くって。裂けるんじゃないかって本気で思いました。

痛みも強く、硬膜外麻酔で通してる管から定期的に痛み止めは流れてるんですけど、自分で押すこともでき、それを使用してようやくマシになるかな、くらいでした。

でもこの硬膜外麻酔、背中に管を通しているので寝返りを打ったりで抜けちゃったんです。仕方ないので1日早く取ったんですが、もうその後がしんどかった。ロキソニンが効かないから座薬を入れてもらったんですけど、効くような効かないような…

おしっこの管も通していたんですが、それも抜いて自分でトイレに行くようにした時もしんどかった。個室だったんでトイレはすぐ近くなのにその近くも結構ツラかったです。まだ管が通っているときは排便時だけだったので楽だったんですけどね。

歩行訓練をしましょうということで術後2日目でベッドから出る練習をしたんですが、このときは起き上がっただけで気分が悪くなり、血圧を測ると起き上がる前と比べて急激に下がっていました。

そもそもなぜか血圧が低いままで、上が60の時があったんです。ようやく安定してきたかなと思っても80行けばいい方でした。痛みも強いから余計にしんどくて、結局退院日になってもほとんど歩けず、退院は車椅子を借りました。

自宅に帰ってきてからは一階のリビングに布団を敷いてもらって過ごしてました。

起き上がるのも、寝転ぶのもちょっとコツがいりましたが、慣れると病院のベッドより楽でしたね。

痛みは日に日に良くなってきていて、8月に入る頃には痛み止めは必要なく、くしゃみや咳など腹筋を使うと痛いくらいでほんの少しなら出かけることもできるようになっていました。それでも長時間出かけると痛いことがありましたけど。

ちょうど術後1ヶ月が経った頃、そろそろ二階のラグに掃除機をかけたいなと思い、掃除機を使ったのがいけなかったのか、その次の日、何もしてないのに腹部に痛みがあり、トイレに行った際下着に血が付いているのを見つけて、焦りました。

出血を確認したのが夜だったため、次の日病院に行ったんですが、子宮摘出後は膣口を縫って閉じており、どうしてもそこがまだ完全にくっついていないから力を入れるとどうしても痛み、出血は糸の間から出ることがあるんだそうです。

しばらく安静にしていれば治ってくるから大丈夫だよと言われて安心しました。

まさか裂けたんじゃないかと気が気じゃなくって寝れませんでしたから。

でもそれからしばらくして、いつの間にかくしゃみしても痛むことがなくなっていました。人間の体って不思議ですね。

それから今日まで、傷口の糸がチクチク痛むときもありますが、もうごくごく普通の状態になってきています。

腹腔鏡手術は開腹に比べて痛みが少なく、体験談を聞くと退院日には痛みもほとんどなく普通に歩けたって人がほとんどなのに、なんでこんな痛いのと不安だったり、いつになったら痛みがなくなるのかとヤキモキしたりしましたけど、なんの問題もなく順調に回復してます。

 

次で最後です。