ネガをデジタル化してみたよ
書こう書こうと思いつつ、ゴールデンウィークで10日間帰省し、自宅に帰ってきてすぐに行った病院の階段から落ちて目の前の自動ドアに激突し、しばらくパソコン触れませんでした。2階に上がれなかったのよ…
そう、でね、Nikon D750買ったんです。夫がね。でも私もしっかり使わせてもらうつもりでいますがね。
ついにフルサイズデジ一が我が家にやってきたわけです。
そんなわけで、自分でネガをデジタル化できたらいいなぁって前々から思っていたので、D750を購入しましたし、やってみたよ。
自分でやったやつね。
お店でやってもらったやつね(ちなみにFRAME*)
色味の好みはありますが、自分でした方が好きです。
これなら現像代浮くし、いいかも。
どんな感じでやってるのか、参考になればと思い少し紹介します。
使ったものは、ニコンのスライドコピーアダプターES-1、Micro-NIKKOR 55mm F3.5、接写リングのPK-13、編集ソフトはLightroom CCとPhotoshop CCです。
ES-1は標準のマクロレンズ用で、等倍撮影可能なレンズなら接写リングは不要ですが、手持ちのマクロレンズは等倍ではないので、PK-13を使用。
(100mmぐらいのマクロを使用してる方も見かけましたので、できないことはないのですが、ちょっとした工夫が必要なようです)
ES-1でググっていると、大体の方が55mm F2.8の方を使ってました。んー、そっちのが写りはいいのか、どうなのか?
このES-1、直接ネガを差し込むとネガが思いっきり傷つきます。大変です。
なので、ちょっと一工夫。
FUJICOLOR スライドファイル マウント 35mm用 プラスチックマウント 35mm 14740
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これも一緒に購入すると良いかと。
ただ、これもこれだけだと次を撮るときに一度外さなければならないのでめんどくさい。それを36枚やるのかと思うと手間やん?
さてどうしたもんかな、とググっていると、いい感じに加工している方を発見。
丸っとパクりました。
ちょっと(いやかなり?)わかりにくいですが、2枚合わせて真ん中には穴の空いた薄い方を挟み込んで隙間を作り、スライドできるようにしました。
ES-1につけるとストッパーみたいな金具に押さえつけられるので、するする簡単に動くよー、というわけにはいかないですが、めっちゃ力入れんとだめ、ってわけでもなく、程よい感じなのでよし。
この隙間をもう少し広くする方がスムーズなのですが、ネガが結構湾曲していて、取り込んだ際、その湾曲がどうにも気になったので、なるべく湾曲しないようにと思ってこうなりました。
中の枠は小さいと感じたのでカッターでゴリゴリ削って広げました。
これ、裏表逆に貼り合わせてるんですが、わざとです。何気にあの細い溝にネガの端っこが引っかかって入らん!ってなったからなんです。イラっとしましたね。短気だから。
さあ、諸々用意ができたら撮影開始です。
光源はiPhoneのライトを使いました。いやん、三つ目ちゃんにめっちゃ見つめられてる〜
カメラの設定にちょっと悩んで、今回はF5.6とF8と、ライトあり、なしで撮り比べてみました。ファイルはRAWで。
まずはライトありで、F5.6、ホワイトバランスは2500Kに設定。
ネガのオレンジっぽさが残ってます。
次はライトなし。
少し紫っぽいような感じに。
ここから階調を反転させて行きます。
ライトあり。
ライトなし。
次に自動トーン補正をかけます。
ライトあり。
ライトなし。
ライトなしの方が、少し明るめになりました。
次に自動カラー補正をかけます。
ライトあり。
ライトなし。
最後に自動コントラスト補正をかけますが、こちらは劇的に変わるわけではないので割愛。というか、好みでかけてもかけなくてもどちらでもいいような気がしました。
ライトがない方が、少し明るめ、というか色が薄い。
F8でも撮りましたので、カラー補正までかけたものを載せます。
ライトあり。
ライトなし。
ライトあり同士を並べてみますと、
こんな感じ。
左がF5.6、右がF8。
色が〜とか、コントラストが〜とか、ちょっとした違いはあるけど気になったのは解像感?
まぁ当たり前っちゃ当たり前なのですが、F8の方がざらつきまでしっかり写っていて、F5.6は少しぼやっとしてます。これはレンズにもよるだろうと思いますけども。というか、マクロレンズだからか?
どちらがいいか…は好みですかね〜。
私はF5.6の方が好きです。とは言っても、写真によりますかね。
今回、フィルムはポートラ800を使ったのでざらつきが気になりますが、低感度のフィルムならF8にしてもしいかもしれない。
それから、光源とカメラとの距離や強さによっても少し変わるようです。
一番初めにあげたもの(前回とします)と、比較で載せているもの(今回とします)は別の日に撮影しまして、部屋や時間帯などは同じなのですが、写真の全体的な色とか明るさがちょっと違うのがわかるかと思います。前回のものはLightroomで色と明るさをいじっているのですが、前回のプリセットを今回のに使ってみたところ、めちゃくちゃ明るくなって白飛びしまくり、黄色が強くなりすぎて不自然っていうか、なんていうか…
おそらく、光源であるiPhoneとレンズとの距離が違ったんだと思うんです。
ライトありとなしで比べてみたところ、なしの方が補正後明るくコントラストも低くなることから、光源が強ければ強いほど、取り込んだ画像は暗くなるんだと思うので、この辺も自分のちょうどいいところをしっかり把握しておく必要がありますね。
私は今回がちょうどいいと感じました。
フォトショの自動補正がかなり優秀なので、今回の感じでやれたら後で自分で手直しする必要もあまりなさそう。とは言っても写真によるんだろうから、色々取り込んでみないとですね。
追記です;
ES-1はニコンの製品ですが、カメラやレンズはニコンにこだわらず、ソニーやペンタックスで使われてる方もいましたので、アダプターなどなど必要な物が揃っていれば、どのメーカーでも使えるようですよ〜!